ふぐ市場・南風泊、安心安全シール

下関南風泊市場の卸・仲卸で組織する下関ふぐ輸入協同組合(理事長・松村久=下関ふく連盟会長)が、中国から輸入されている養殖トラフグを対象にした「安心安全認証シール」を作り、今日から使用をスタートし、地元紙の「山口新聞」と水産業界全国紙「みなと新聞」に報道されました。

 同市場はフグの本場・下関の本丸。天然トラフグ、国内養殖トラフグが市場流通の大半を占める中、中国養殖フグは過去10年、渤海湾沿岸部で急速に広がり、生産量が増大し、同市場の取扱量も増加してきました。しかし、ここ2、3年は中国製品全般的な安全性への不信感が消費者に間に広がり、輸入養殖フグの販売も逆風下にあります。

 フグの下関を支えるのは、安全な流通販売を維持してきた実績と信頼。フグ商戦の各所では、本場下関抜きの動きも浸透しつつあると指摘されますが、今回のシールが他地区とは一線を画す<下関南風泊発の安心安全な中国養殖フグ>として消費者の皆さんに広く支持されうことを願っています。

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