9月29日下関の亀山八幡宮、ふく銅像前にて行われました。
ふくの豊漁、航海安全、業界繁栄を祈願しました。
9月28日は南風泊市場にてふくの初せりもあり、いよいよふくシーズン到来です。
下関ふくをご贔屓の皆様、寒中お見舞い申し上げます。
本来なら1月4日、下関南風泊市場のフク初セリをお知らせするところですが、なかなか続かず・・・・。というわけで、ここは下関ふく連盟大使のタレント・菊田あや子様のブログをご覧ください→http://ameblo.jp/kikutaayako/entry-10426326091.html
私は新年明けて3日に山口県響灘沖に沈む見事な夕日に出会いました・・・。
太陽が今、沈んでいく一瞬です。場所は日本海沿いを行く国道191号線・・・山口県下関市、とある場所です。あとは推測ください。
この海岸線は私の好きなドライブコースです。夕日が海に落ちていく風景は日本海側でないと見られませんね。当たり前のようですが、今年も視点を広く、心を大きく、下関ふくをお届けしていきたいと思います。
今年一年、宜しくお願い申し上げます。
事務局
9月18日未明、南風泊市場でフクシーズン到来を告げる初セリ式がありました。深夜3時過ぎ、テレビや新聞社など報道十数社が来場し、天然物トラフグが高値キロ1万1千円でセリ落とされました。この日の相場、入荷量は次の通り(カッコ内は前年)。トラフグ活大11,000~8,500円(16,000~12,000円)、活小 7,000~4,500円(13,000~9,000円)。<入荷量>
外海100kg(100kg)、内海500kg(400kg)、国内養殖5トン(6トン)、中国〆3トン(同)。
7月2~7日、中国理解講座(この講座についてはこちらのページで→http://www.kokorozashi.net/cat2/)に参加しました。今回で9回目です。第1回から全て参加している皆勤者は3名です。私は6回目になりましたが、予習をせずにバタバタと駆けつけたため、上海のどこを見て回るのかも確認しないままでした。さらに新型インフルエンザのことも全く頭になく、上海空港に到着してから気づきました。白い服を着た人たちがドタドタと機内に入ってきて、ライトを当てています。「なるほど、インフルエンザかな」と。幸い機内に感染者はなく30分ほどの遅れで乗客の皆さん全員、無事に入国できました。
さて、天候は雷雨で雷がバリバリと鳴っています。一人で上海空港にいるのも何となく不安です。事前に旅行社でホテルまでのタクシー代を聞いていました。客引きの若者が180元と日本語で話してきましたので、信用して乗車しました。ところが10分も走ると「エンストではないが車の調子が悪い」と別の車に乗り換えるよう要求してきました。しかも代金は580元だと。「それは話が違う」と交渉し200元で妥協。乗り換えて安心する間もなく、メーターが上がっています。結局、またタクシー代140元を支払い、計340元の高い乗り物でした。
ホテルは19時集合。飛行機が遅れた人、雷雨で成田に引き返したグループ、夜中に到着した人などおられました。それに比べれば私の200元は安いものだと妙に納得した気持ちでした。
勉強会では徳真会松村博史社長の経営方針を聞きました。近年、日本の歯科医師が上海に進出し、徳真会では現在7店舗を開業・展開しているそうです。日本の医療制度について、①保険で治療しても国に負担が掛からないようしている②組合も医療費を高くするだけの談合組合で技術的な話し合いもせず進歩が無い③経営が厳しく倒産が増えている-など矛盾・問題点を指摘。志の大きさに感動しながら、日本の医療制度に疑問を感じました。
翌日は8時半出発。ところがホテルのクーラーがきいて寒く、少し体調が良くない。まさか新型インフルエンザかと自分自身不安になりながら、ここで倒れると皆さんに迷惑をかけるし、何とかして治そうと気持ちを切り替えました。それにしてもクーラーが寒いので、別行動でホテルに残り病院に行くことも考えました。しかし、必要以上の騒ぎになってはいけないと考え、皆さんに同行しながら、できるだけ静かにして体を温めるよう努力しました。風邪の時は大量の水を飲み、汗を出す。このやりかたが自然療法です。とにかくお茶と水をたくさん飲み、夜は宴会でお酒も飲みました。結局、夜中に汗をかき2回ほど着替えて何とか気分が良くなり、とにかく皆さんに迷惑をかけずに済んだので安心しました。病は気からです。
今年は仕事の面でも新型インフルエンザの対策を考えておかないといけないと痛感しました。秋からふくの消費が伸びる時です。ふくの業界で感染騒ぎが起これば売上も伸びません。事前に対応を整えておくようにしなければと思っています。
常州市の除礼信総裁の講演を聞きました。シンガポール人で町開発のプロです。中国政府の要望で今回の新しい町開発の責任者としての考え方を披露されました。シンガポールは小さな国で資源もなく、知恵を世界に売るしかない、中国は国策でこれから30年、農業国から工業国へ変化するために8億人の農民に仕事を与えたい方針です。そのためには開発区に学校を建て、工場用地を用意し、外国からの資本も必要になる。現在開発して5年。学生6万人が毎年卒業するそうです。優秀な人材は日本の工場でも働くでしょう。桁外れに大きな構想で、やはり日本にいては想像できない大きさと、それにスピードの速さを感じます。万博の工事現場も見ました。もともとは造船所だった場所を一掃し、万博会場に生まれ変わらせています。規模の大きさと決断の速さに感心します。
中国理解講座は9回を数えました。上海は中国で最も経済成長が進んでいる地域と聞きます。スケールの大きさと発展の速度が速い中国と日本は競争しても勝てないでしょう。共生の時代が来たように感じました。
平成21年7月吉日
ご関係先 各位
下関ふく連盟
会長 松村 久
フグに関する食品表示講習会
ご案内とご出席のお願い
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼を申し上げます。
早速ですが、先般の地元有力加工メーカーの不適正表示の問題もあり、当連盟といたしましても看過できない立場から、下関市保健所及び中四国農政局の各当局による「フグに関する食品表示講習会」を下記のように開催いたしますので、ご案内申し上げます。
つきましては、ご多用中とは存じますが、本場「下関ふく」ブランドの維持発展へ各位ご参会のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。
記
・ 日時=平成21年7月27日(月曜日)午前10時より
・ 会場=唐戸市場2階大会議室
・ 内容=下関市保健所、中四国農政局の各担当者より説明及び質疑応答
・ 下関ふく連盟事務局(電話083-267-8181)までお問い合わせ下さい。
以上
23日午後、東亜大学であった市民フォーラム2009「下関の美味しさ-ふく、うに、くじら」に出席しました。講師は和仁皓明先生(下関くじら食文化を守る会会長)で、地域の食文化が形作られる経過を踏まえながら、下関の誇る名産物の特長などについて講演されました。
ふくについては、明治21年に時の総理・伊藤博文公によって解禁されたことが有名です。和仁先生は、「それより以前、江戸中期の諸国名産物を紹介した書物にすでに下関ではふくが名産品として紹介されている」と説明しています。その書物は「和漢三才図会」で1713年にまとめらたものです。藩政の江戸時代、武家社会ではふく食は禁止されていました。しかし、庶民の間では食べられていたことを示しており、「文字通り関門海峡で水揚げされたふくだった」と話されていました。
このほか、ここ下関、山口県が海産物に恵まれている地域なのは、川尻岬と韓国ウルサンを結んだ線が重要です。「ちょうど寒流と暖流の交わるところで、両方の海流に生息する魚種が集まるため、下関は魚種に恵まれている」と和仁先生。下関のふく料理が発展した要因には、分葱や酢橙の存在があったこと、そして美味しく食べされるための「ふく刺し、二枚引きの技術が追求されたのが重要」と指摘されていました。
このフォーラムでは、6月6日に「フグ刺し(実演)とその歴史」と出して、源平荘総料理長・福田紀三雄氏の講演が予定されています。興味深いテーマですので、また出席したいと思います