時の総理・伊藤公が食した河豚料理を再現します

 秋到来、いよいよ河豚のシーズンです。

実は今月28日(日)。本場には本場のわけがある!「下関ふく」の企画を打ち上げます。

題して、河豚食解禁120周年企画「時の総理・伊藤博文公が食した河豚料理再現」です。皆さんご存じと思いますが、河豚料理は長く禁止の時代がありました。それが解禁されたのが明治21年、ここ下関だったことから、河豚食の先駆け地となり、本場に至ってきたのです。

解禁の裏には、山口県出身で初代総理大臣・伊藤博文公にまつわる逸話が残されています。その話しとは、こうです。「明治20年の暮れのある日、伊藤公がご贔屓の下関市内の料亭旅館・春帆楼を訪れました。しかし、あいにくの時化で、この日は魚がなく困った女将。相手は伊藤公、御前に対して下関で魚がないとは言えぬ女将は、お手討ち覚悟でご禁制の河豚料理を御膳に差し出しました。伊藤公は「この魚は何だ?」と。「お許し下さい。ご禁制の河豚でございます」と恐る恐る申し上げた女将。「何、河豚か。こんな旨い魚を禁食にしておくことはない」と伊藤公は申され、それを機に全国に先駆けて山口県令にあった河豚食禁止の条文が解かれた、というわけです。

まさに鶴の一声、今日、河豚の本場下関があるのも伊藤公の恩恵です。さぁ!そこで、伊藤公が食されたであろう河豚料理の再現にチャレンジです。

28日当日は、時の総理・伊藤公にふさわしい第90代内閣総理大臣を務められた皆さんご存じの安倍晋三先生(山口県選出、衆議院議員)、わが郷土の直木賞作家・古川薫先生、タレントで下関ふく大使の下関出身・菊田あや子さんの御三名に出席いただき、明治中期の河豚料理をご賞味いただきます。

さて、皆さんのご関心は、どんな河豚料理だろう、だと思いますが、それは当日まで秘密です。メディアを通じて全国に発信いたしますので、ご期待下さい。

本場には本場のわけがある!秋到来、今季も下関河豚にご期待下さい。

事務局

 

 本場下関の恩人・伊藤公が贔屓にされた当時の春帆楼。

 

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今季へ

 現在、下関ふく連盟では、これから秋冬のフクシーズンに向けて、安心安全に関する取り組みを検討中です。というのも、先般、下関市内でフグの偽装販売事件が発生し、この秋冬シーズンは本場下関の河豚ブランドの真価が問われていると自覚するからです。現在、練っている対策は、①今シーズンに対する姿勢を示す「宣言文」の発表②消費者の皆さんの声を聞くモニター制度の導入-の2点です。近日中には連盟理事会で協議し、9月中には発表したいと考えておりますので、今季も下関フクをご支援、ご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

事務局

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築地・魚河岸三代目を観てきました

 久しぶりのブログです。水曜日の市場休みを利用して、映画「築地・魚河岸三代目」http://www.uogashi3.jp/movie/を観覧してきました。「魚市場の人間なら、これは観ないといけない」と思い、久しぶりの大スクリーンと向き合ってきました。

 物語の内容は公式サイトhttp://www.uogashi3.jp/movie/をご覧いただくとして、何気ない人情に思わず涙腺がゆるむ場面もあり、満足の2時間でした。多くの方が観られて、「築地って、やっぱり凄いな~」「魚の仕事をしたいな~」と思っていただけそうな内容で、おすすめです。というのも、魚の商売って、水を使うし、朝が早いので、なかなか世間の皆さんとは縁遠いから、この映画を通じて、少しでも築地や魚市場を知ってもらえれば、と思います。

 わたしも若ければ、築地で働きたいなぁと感じさせる映画でした。

事務局

よろしくm(._.)m

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京都ふぐ供養祭

 桜の季節を迎えて、フグのシーズンもそろそろ最終盤。4月2日午後、京都市内で、「第52回京都ふぐ供養祭」がありました。場所は東山の名所、秀吉の妻が建立した高台寺で、毎年この地でこの時期に開かれており、今年も好天に恵まれ、見頃を迎えた桜=写真=が出席者を迎えていました。

 供養祭では、フグ殿と関係物故者の御霊を慰め、ふぐ塚の前で、亀井一洋・京都府ふぐ組合理事長が慰霊の詞を述べました。懇親会では、松村久・下関ふく連盟会長が「ふぐから作ったコラーゲン入りの化粧品が発売されるなど、新しい話題もあります。ふぐ業界発展へ京都の皆さんのお力添えをお願いするとともに、ご商売の繁盛をお祈りします」とあいさつし、乾杯しました。

 なお、4月19日には東京築地市場で、4月29日には下関南風泊市場で、ふぐ供養祭が開催される予定です。いよいよシーズンも大詰めです。

ふぐ塚の前に設けられた祭壇。大きなフグが供えられました。

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「ふくの日まつり・ふくふく料理教室」のご案内

・開催日時=平成20年2月11日(月曜日、祝日)10:00~12:00
ふくふく料理教室(プロのふく調理師による)
・会 場=下関南風泊市場「活魚センター」(下関市彦島西山町、南風泊市場前)
・参加料=3千円
・参加対象=一般市民
・募集人数=40人(人数に達したら締め切らせていただきます)

参加ご希望の方は
以下の①~③を明記していただき
①「ご氏名」
(複数の場合はそれぞれご氏名をお知らせ下さい。当日お渡しする修了証にお名前を明記します)
②「ご連絡先電話番号」
(複数の場合は代表者のみでも構いません)
③「ご住所」
(町名までで結構です。例=下関市彦島西山町)

電話・FAX・ メールのいずれかをご利用の上
「下関ふく連盟事務局」へお申し込み下さい。
TEL:0832-67-8181
FAX:0832-66-8256
e-mail:info@fuku.com

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「下関ふく」、輸出の恩人が紙面に

 日本で唯一、米国へのトラフグ輸出が許可されているのがフグの本場・下関。その道を切り開いた恩人、ニューヨークの日本料理店「レストラン日本」オーナー・倉岡伸欣さんが、朝日新聞1月11日夕刊で紹介されています。倉岡さんは、日本食ブームの火付け役で、1988年から下関南風泊市場の業界関係者で組織する「下関ふく輸出組合」の㈱畑水産を窓口に毎シーズン、下関からトラフグを輸入し、日本食の花形・ふぐ料理をニューヨークで発信されています

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下関ふく大使・菊田さん、講演のお知らせ

 下関ふく大使の菊田あや子さんが、2月4日に観光客や市民で賑わう唐戸市場で講演します。今回、菊田さんは市場の勉強会へ講師として招かれ、フードアナリストの視点でお話しされます。下関ふくの宣伝普及へやる気満々の菊田さんが、いよいよ大使として始動です。

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情報誌・読売ファミリー「ふぐの本場下関」

 情報誌の「読売ファミリー」(読売西部情報開発発行)2月号に下関のフグが紹介されています=写真。 イラスト形式で、料理や見どころ、イベントなど「冬の贅・ふぐの本場下関で堪能」と題して、わかりやすいですね。ご掲載、ありがとうございます。感

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安倍晋三ご夫妻が初セリに来場

  ふぐの本場・下関の幕開けを告げる下関南風泊市場の平成20年初セリが1月4日未明、関係者ら多数出席のもと開催されました。3年ぶりとなった安倍晋三衆院議員は昭恵夫人とともに出席され、名物のふく汁に舌鼓を打たれ、セリやふぐを熱心に見学=写真。林芳正参院議員、岸信夫参院議員も駆けつけ、今年一年の本場ふぐ業界の発展へ祝辞を述べられました

セリに先立ち、業界を代表して下関唐戸魚市場株式会社の松村久社長(下関ふく連盟会長)が「今年は全国に先駆け下関がふく食解禁になって120年になり、山口県の魚にふくが認定されて20年など、われわれ業界にとって節目に年になります。ご出席皆様のお力添えをお願いします」とあいさつ。市場開設者代表の江島潔・下関市長は「ふくは下関の4番バッターとして、今年も盛況になることをお祈りします」と話し、下関唐戸魚市場仲卸協同組合の伊東賢二理事長が手締めを、ふぐ船団を代表して山口県延縄協議会の吉村正義会長が乾杯をそれぞれ発声し、早速、2008年の南風泊ふぐ商いがスタートしました。

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下関ふく大使・菊田あや子さんが来場

12月31日午前、年末の買い出し客らで賑わう下関唐戸市場に、下関ふく大使でタレントの菊田あや子さん=写真左が姿を見せました。仕事で足を伸ばして帰省されたということで、早速、場内を散策。「久々の唐戸市場」という菊田さんは、ふくの身欠きや刺身、白子などを手に取ったりしながら、ふぐの本場ならではの品々が揃っている様子に目を丸くし、ご自身も袋いっぱいに買い物していかれました。写真はふぐ仲卸の道中社長・(株)道中http://www.michinaka.jp/とお店の前でのワンショットです。菊田さんが手にしているのは、道中社長おすすめの笹ガレイで、ふぐがおいしい魚の町・下関ならではの一品です

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